子供のいらいら、よく観察してみましょう。普段と違うことはないですか?

2018/01/26
 
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私たちは誰でもいらいらすることがあります。

小さい子供も同じです。

まだ小学校に入る前の子が、お腹が空いた時や眠い時にいらいらして不機嫌になることはよくあることです。

これは誰にでも起こるいらいらです。

今回は、この誰でも起こるいらいらではなく、いらいらしやすい体質(内因性)、または生まれながらの原因があって、いらいらしてしまう場合についてです。

生まれながらのいらだち

小さい子で、自分の思い通りにならないと不機嫌になることがあります。

これ自体はよくあることで、特に問題ありません。

ですが、なにかをきっかけに感情が爆発して激しく怒り、自分や周りの人を傷つけたり、物を壊したりまでしてしまうことがあります。

「かんしゃく」といわれるものです。

かんしゃく自体は問題ではありません。

頻度と程度が問題です。

一般的に、かんしゃくにはきっかけがあります。

このきっかけが些細な出来事だったり、怒るのは仕方ないと思えることでも、あまりに激しく怒る場合や、とても頻繁な場合には、「かんしゃく」として問題と考えます。

たいていのかんしゃくは、少し敏感な子なんだなと周りの人は思って終わります。

でも、かんしゃくの頻度と強さによっては対応が必要な場合があります。

その1つの例が生まれながら脳機能障害(発達障害)がある子で、その子にとってストレスを感じる環境にいる場合です。

かんしゃくの激しい子がいたら、発達障害の可能性を考慮し、家や学校はその子にとって負担となっていないかどうかを考える必要があります。

一般的な考えを当てはめるのではなく、一人ひとりの子の生活環境を確認しながら考えていく必要があります。

このようなかんしゃくを起こしやすい発達障害は、スペクトラム(連続体)と注意欠如・多動性障害(ADHD)です。

自閉症スペクトラムやADHDの子どもがみんなかんしゃくを起こしやすいわけではありません。

自閉症スペクトラムは、①対人関係、②コミュニケーション、③こだわりの3つの領域に問題があります。

ADHDは、①不注意、②多動性、③衝動性の3つの症状に特徴があります。

また、この両方が合わさる場合もあります。

知的障害を伴わない場合は、年数がたって社会で生活していく中で、症状が目立ってくることもあります。

内因性のいらだち

内因性のいらだちで特に問題となるのは、気分障害(うつ病や双極性障害)や不安障害(全般性不安障害や社会不安障害)による場合です。

うつ病や不安障害と聞くと何か原因があるのではと思いますが、必ずしもそうであるとは限りません。

子どもの気分障害や不安障害は原因がないことが多いです。

特に問題となるのはうつです。

うつ病=落ち込むことと思いがちですが、子どもの場合はいらだちか主な症状となることがあります。

子どもは不機嫌になったりいらいらするものだと思ってしまい、見逃されることがよくあります。

子どものうつ病も大人と同じように、自然に良くなっていくことが望めます。

しかし問題なのは、その症状の間の食欲低下、集中力低下による事故、不登校、自傷行為、いらだちによる器物損壊行為です。

また、児童期のうつ病は再発しやすく、双極性障害(躁うつ病)のうつ状態であることもあり、生活環境を観察し早めに気が付くことが大切です。

見分けるこつは、いらいらのきっかけある程度はっきりしており、それがほぼ一日中、かつ一か月以上認められるかどうかです。

これが、かんしゃくと異なる点です。

家族から見て「普段と違う不機嫌さ」が一か月以上続くかどうかです。

まとめ

子どものいらいらは、よく見かけるものです。

ずっと近くにいる家族だからこそ、微妙な違いに気づくことができると思います。

いつもと何か違うと感じることがあれば、よく様子を見てみましょう。

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