怪魚ハンター小塚拓矢さんにとって怪魚とは、その魅力とは。生き方を考えてみた。

 
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”怪魚ハンター”と呼ばれる小塚拓矢さんという方がいます。

今までに世界49か国を旅し、1075日の期間を海外で過ごしながら、50種類以上の怪魚を釣り上げてきました。

アフリカや中東、南米アマゾンなど、地球上のあらゆるへき地へ怪魚釣りに向かいました。

学生時代はもちろん、社会に出てからも怪魚釣りを続けました。

20代の青春すべてを怪魚釣りに捧げたとも言えるでしょう。

そこまで夢中になる怪魚の魅力とは何なのでしょうか。

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怪魚とは?

怪魚と聞いて、あまりピンとこない方も多いかと思います。

あやしい魚。一般的な大きさではない魚。突然変異などで化け物のように巨大化した魚。

(出典:weblio辞書)

辞書によると、このように説明されます。

小塚さんは怪魚を、体長1m、あるいは体重10kgに成長し、淡水や河口、海と混ざる汽水域までにいる魚と定義しています。

きっかけ

小塚さんにとって、怪魚釣りは「釣り」だけを目的としたものではありません。

怪魚釣りの重要な要素は、「旅」と「釣りのクリエイティビティ」と述べています。

その2つの要素の原点、まずは釣り。

最初のきっかけは、小学1年生頃から近所の用水路で行っていた釣りでした。

学校や習い事のあとは釣りに出かけ、夢中になっていきました。

のちに、「クリエイティビティ」という点で、怪魚を一般的な釣り方以外で釣る方法や、魚へのダメージが少ない捕獲方法など、こだわりが現れていきました。

次に旅。

高校2年生の頃、自転車で神戸に3日間かけて行き、3日間かけて帰るという旅にて充実感を感じます。

そこからもっと大きいことにチャレンジしたくなり、そのタイミングでバックパッカーで釣りをしている人を知ります。

さらに、「大学時代に5回、海外に釣りの旅に出る」と、好きな子に宣言して引っ込みがつかなくなったことも、行動に移した大きな原因となりました。

遭遇したトラブル

世界中のへき地を回る旅。

当然、危険に遭遇したり、体調を崩すこともあります。

どのようなハプニングがあったのでしょうか。

レアな魚、ムベンガ(アフリカ、コンゴ)

ムベンガは元々数が非常に少なく、現地での目撃情報も限られていたため釣りポイントを探すまでに1か月以上と多くの時間がかかりました。

また、ムベンガの生息している場所は激流であるため、仕掛けがあっという間に岩に掛かってしまう上にアフリカには釣り具店がなく、道具の買い足しはできない状況。

問題を一つ解決してもまた次の問題発生、何度も何度も辛抱強く挑戦し続けました。

日本を発ってから61日経過したとき、体重は10kg減り、腹痛と下痢で満身創痍でした。

その時になってようやく納得できるムベンガを釣ることができました。

マラリア感染

小塚さんは、コンゴでのムベンガ釣り後、立て続けに2回マラリアに感染しています。

1回目はオーストラリア滞在中、次はイラン滞在中に発症し、集中治療室へ運ばれました。

日本でないだけでも不安なのに、そのような環境での感染症…恐怖ですね…

すぐに治療を行い無事回復しましたが、1か月以内に2回も発症と、自然環境の恐ろしさを感じます。

加えて、病院滞在中にサンダル、iPhone等私物の盗難にも遭遇。

トラブルがてんこ盛りすぎです。

怪魚釣りから得たもの、死生観の変化

プアニューギニアでディンディという怪魚の釣りに挑戦した時。

存在を知ってから7年間釣ることを思い描き、パプアニューギニアには同じ場所に6回も足を運びました。

同じ地域に10年以上通い、長い時間を過ごすなかで、学んだこと。

 

現地の村人との付き合いができていくなかで、このようなことがありました。

過去の旅について書いた本を渡すと、喜んでくれる人もいれば自分のことが勝手に書かれたと嫌がる人もいました。

二度と来るなとシャットアウトされることもありました。

さらには村人からお金の請求をされたことも。

現地の子供たちとの交流では、カメを食べるために甲羅を割ろうと生きたまま腹を上にして火にくべ、バタバタもがいて息絶ていくのを子どもたちはキラキラした目でおいしそうに見ているという場面がありました。

日本人の価値観ではかわいそうと思う場面です。

 

こうした経験を通して、住んでいる人たちの視点を持つことができました。

それが、生きることの考えかた、死生観の変化につながりました。

 

怪魚釣りを通して、自分たちの常識とは違う価値観や時間軸で回っている世界にたくさん触れたことが、小塚さんだけのかけがえのない財産になっているんですね。

たくさんの出来事、複雑な感情…とてもとても、文章では表現しきれないと思います。

とてもすべてを真似することはできませんが、その行動力の根底には、「好きなことをする」というシンプルな思いがあるのだと感じました。

シンプルすぎるこの考え方を、改めて自分に問いかけようと思います。

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